ビタミンD(25-OH-D)
25-HYDROXYVITAMIN D
ビタミンDの体内貯蔵量を示す主要指標
ビタミンD(25-OH-D) とは
25-ヒドロキシビタミンD(25-OH-D)は、体内のビタミンDの「貯蔵量」を最もよく映す指標です。ビタミンDは皮膚が日光を浴びて作られ、食事からも摂れますが、いったん肝臓でこの25-OH-Dという形に変えられて血液中に蓄えられます。半減期が長く安定しているため、いま自分のビタミンDが足りているか・不足しているかを判断する基準として、この値が使われます。 ビタミンDというと「骨のためのビタミン」というイメージが強いかもしれません。確かにカルシウムの吸収を助けて骨を丈夫に保つ働きは重要ですが、それは一面にすぎません。実は、ビタミンDの受容体は全身のあらゆる細胞に存在し、免疫の調整、筋力の維持、気分の安定、炎症のコントロールなど、まるでホルモンのように広く働いています。不足すると、風邪をひきやすい・筋力が落ちる・気分が沈む・骨密度が下がる、といった多方面の不調につながります。 知っておきたいのは、一般的な「20 ng/mL以上あれば足りている」という基準が、あくまで骨の病気を防ぐ最低ラインだという点です。免疫や気分まで含めて本来の力を発揮するには、40〜60 ng/mLあたりが望ましいと考えられています。日本人は日照や食生活の関係で不足しがちで、とくに30 ng/mLを下回るなら補充を検討する価値があります。補う際は、ビタミンDの働きを支えるマグネシウムや、カルシウムを骨へ導くビタミンK2と組み合わせるのがポイント。3〜4か月ごとに測って、過不足を調整していくとよいでしょう。
ビタミンD(25-OH-D) の検査値の読み方
20 ng/mL以上(一般基準)
40〜60 ng/mL
※ 精密栄養学視点の理想値は参考情報です。判断は必ず医療専門家にご相談ください。
値が変化しているとき
過剰補充(毒性:高カルシウム血症)
免疫低下・筋力低下・気分の落ち込み・骨密度低下
ビタミンD(25-OH-D) と関わる栄養素
ビタミンD(25-OH-D) の観察・改善ヒント
- 0130以下は補充を検討
- 02K2・マグネシウムと組み合わせる
- 033〜4ヶ月ごとに確認するのが目安
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・医療行為を構成するものではありません。検査値の解釈は必ず医療専門家にご相談ください。

