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ビタミン

葉酸(血清)

SERUM FOLATE

メチレーション回路の燃料レベルを確認する

葉酸(血清) とは

葉酸は、DNAの合成と修復、そしてメチレーション回路を回すために欠かせないビタミンB群の一種です。血清葉酸は、血液中を循環している葉酸のレベルを示し、いま体に巡っている「燃料の在庫」をおおまかに教えてくれます。細胞が新しく作られる場所——血液、皮膚、粘膜、そして胎児の発育——では葉酸の需要が高く、不足すると赤血球が大きくいびつになる大球性貧血などが起こります。 葉酸の重要な役割のひとつが、メチレーション回路でホモシステインを無害な物質へ変える手助けをすることです。葉酸・ビタミンB12・B6がそろって働くことで、血管を傷つけるホモシステインがきちんと処理されます。逆に葉酸が不足すると、ホモシステインが滞って上昇し、動脈硬化や認知機能のリスクにつながります。そのため、血清葉酸はホモシステインの値とセットで読むと、「足りているだけでなく、ちゃんと機能しているか」まで見えてきます。 読み解きで知っておきたいのが、体質による個人差です。葉酸は、活性型(5-MTHF)に変換されて初めて十分に働きますが、その変換を担う酵素MTHFRの活性が生まれつき低い人がいます。こうした人では、血清葉酸が正常範囲でも機能的には不足していることがあり、ホモシステインが高めに出やすい傾向があります。MTHFRが気になる人や、ホモシステインが高い人は、ふつうの葉酸ではなく活性型の5-MTHFで補うのが効率的です。なお、血清値は直近の摂取に影響されやすいため、より長期の状態を見たいときは赤血球葉酸を測るとより正確です。

葉酸(血清) の検査値の読み方

一般的な基準値

3.0〜20.0 ng/mL

精密栄養学視点の理想値

6.0〜16.0 ng/mL

※ 精密栄養学視点の理想値は参考情報です。判断は必ず医療専門家にご相談ください。

値が変化しているとき

HIGH · 高いとき

(高値は概ね問題なし)

LOW · 低いとき

大球性貧血・神経管欠損リスク・ホモシステイン上昇

葉酸(血清) と関わる栄養素

葉酸(血清) と関わる遺伝子

葉酸(血清) の観察・改善ヒント

  • 01ホモシステインと合わせて機能を評価
  • 02MTHFRが気になる人は活性型(5-MTHF)で補う
  • 03B12とセットで確認する

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・医療行為を構成するものではありません。検査値の解釈は必ず医療専門家にご相談ください。