ALT(GPT)
ALT / GPT
肝細胞に特化したダメージのより直接的なサイン
ALT(GPT) とは
ALT(GPT)は、ASTと同じくアミノ酸の代謝に関わる酵素ですが、ほとんどが肝臓の細胞に存在するのが大きな違いです。筋肉などにも分布するASTと比べて、ALTは肝臓のダメージをより直接的・特異的に反映します。そのため、健診で「肝臓の状態」を読むときには、ALTが主役級の手がかりになります。値が上がっていれば、肝細胞のどこかが傷ついていると考えるのが基本です。 慢性的にALTが高い状態でいちばん多い背景は、脂肪肝です。アルコールはもちろんですが、近年とくに増えているのが、お酒を飲まない人の脂肪肝(非アルコール性脂肪肝)です。甘い飲み物やお菓子に多い果糖(フルクトース)を摂りすぎると、肝臓で脂肪に変えられて蓄積し、ALTの上昇につながります。「お酒は飲まないのにALTが高い」という人は、糖質、とくに液体の糖の摂りすぎを見直す価値があります。 もうひとつ、肝臓の脂肪処理にはコリンという栄養素や、それを使うPEMTという酵素の働きが関わっています。体質的にPEMTの働きが弱い人や、コリンが不足している人は、脂肪が肝臓にたまりやすく、ALTが上がりやすい傾向があります。目安として、ALTが30を超える状態が続くなら脂肪肝を疑い、甘い飲み物・アルコールを減らし、コリンやビタミンB6、オメガ3を意識することが対策になります。ASTと並べて比率で読むのも忘れずに。
ALT(GPT) の検査値の読み方
5〜45 U/L
10〜25 U/L
※ 精密栄養学視点の理想値は参考情報です。判断は必ず医療専門家にご相談ください。
値が変化しているとき
脂肪肝・肝炎・薬剤性肝障害・フルクトース過剰
ビタミンB6不足
ALT(GPT) と関わる栄養素
ALT(GPT) と関わる遺伝子
ALT(GPT) の観察・改善ヒント
- 0130以上が続く場合は脂肪肝を疑う
- 02甘い飲み物・アルコールを見直す
- 03コリン・B6を確認
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・医療行為を構成するものではありません。検査値の解釈は必ず医療専門家にご相談ください。

