AST(GOT)
AST / GOT
肝臓・心臓・筋肉の細胞ダメージのサイン
AST(GOT) とは
AST(GOT)は、アミノ酸の代謝に関わる酵素で、肝臓・心臓・筋肉などの細胞に多く含まれています。ふだんは細胞の中で働いていますが、これらの臓器の細胞が傷つくと、中身が血液中に漏れ出してきます。そのため血液中のASTが高いということは、どこかの細胞でダメージが起きているサイン。健診では肝機能の項目として並びますが、実は肝臓専用の指標ではないところがポイントです。 ASTのいちばんの特徴は、ALT(GPT)と違って筋肉にも多く含まれることです。そのため、激しい運動をした後や筋肉痛があるとき、筋肉の細胞からASTが漏れて一時的に上昇することがあります。検査前に激しいトレーニングをすると、肝臓に問題がなくても数値が上がることがあるのはこのためです。採血の前日は激しい運動を控えると、より正確な評価ができます。 だからこそ、ASTは必ずALTとセットで、その比率(AST/ALT比)まで含めて読むことが大切です。たとえばALTより明らかにASTが高ければ、筋肉由来やアルコール性の肝障害を念頭に置きます。逆にALTのほうが高ければ脂肪肝などを考えます。また、ASTが働くにはビタミンB6が補酵素として必要なため、B6が不足していると、実際にはダメージがあっても数値が低めに出る「見かけの低値」が起こりうることも知っておくとよいでしょう。
AST(GOT) の検査値の読み方
10〜40 U/L
15〜25 U/L
※ 精密栄養学視点の理想値は参考情報です。判断は必ず医療専門家にご相談ください。
値が変化しているとき
肝炎・アルコール性肝疾患・筋肉ダメージ・心筋梗塞
ビタミンB6不足(補酵素として必要)
AST(GOT) と関わる栄養素
AST(GOT) と関わる遺伝子
AST(GOT) の観察・改善ヒント
- 01ASTとALTを必ずセットで見る
- 02運動後は一過性に上昇する
- 03B6不足でASTが偽低値になることがある
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・医療行為を構成するものではありません。検査値の解釈は必ず医療専門家にご相談ください。

