GUT HEALTH
GUT腸内環境とは
腸は、ただの「消化器官」ではありません。免疫・気分・解毒までを左右する、体の司令塔のひとつです。
腸には、もう一つの「臓器」がいる
私たちの腸には、約100兆個ともいわれる腸内細菌がすみ着いています。その全体を腸内細菌叢(マイクロバイオーム)と呼び、その働きの大きさから「もう一つの臓器」とも言われます。 腸内細菌には、体に良い働きをする「善玉菌」、増えると不調のもとになる「悪玉菌」、どちらにもなびく「日和見菌」がいます。大切なのは、特定の菌を増やすこと以上に、多様な菌がバランスよく共存していること(多様性)。畑の土と同じで、豊かで多様な腸内環境ほど、揺らぎに強くなります。
腸が担う、5つの仕事
腸を整えることが、なぜ全身に効くのか。それは、腸がこれだけの役割を担っているからです。
腸は「壁」でもある
腸のもう一つの大事な役割が、バリア(壁)です。腸の内側は、栄養だけを通し、未消化のものや有害物質は通さない——という、繊細な関所になっています。 この壁の機能が乱れ、すき間から不要なものが漏れ出てしまう状態は「リーキーガット(腸もれ)」と呼ばれ、慢性的な炎症や不調との関連が研究で注目されています。ただし、その全体像はまだ解明の途上で、断定はできません。確かなのは、腸の壁を支えるのも、日々の食事と生活だということです。
腸を整える「腸活」の基本
特別なことより、毎日の積み重ね。善玉菌に「エサ」と「仲間」を届け、邪魔を減らすのが基本です。
善玉菌のエサになり、短鎖脂肪酸という有用な物質を生む。野菜・海藻・きのこ・豆・全粒穀物から。
納豆・ヨーグルト・味噌・キムチなどで、善玉菌そのものを取り入れる。
同じものに偏らず、いろいろな植物性食品を食べることが、菌の多様性につながる。
超加工食品・過剰な糖やアルコールは腸内環境を乱しやすい。睡眠・ストレス・運動も腸に直結する。
※ どんな菌や食品が合うかには個人差があります。お通じや体調の変化を見ながら、自分に合うものを見つけていくのが、精密栄養学的な腸活です。便の状態は、腸の調子を映す手軽なサインになります(デトックスのページもどうぞ)。

