血球・貧血
ヘマトクリット
HEMATOCRIT (Ht)
血液中の赤血球が占める「割合」
ヘマトクリット とは
ヘマトクリット(Ht)は、血液全体の体積のうち、赤血球がどれだけの割合を占めているかをパーセントで示す指標です。血液は大きく分けて、赤血球などの細胞成分と、液体である血漿(けっしょう)からできています。その中で赤血球が占める「濃さ」を表すのがヘマトクリットで、血液のドロドロ・サラサラ具合の目安にもなります。 ヘマトクリットは、ヘモグロビン(Hb)や赤血球数(RBC)とほぼ並行して動くため、貧血の程度を確認する基本指標として使われます。値が低ければ、赤血球が薄まっている=貧血傾向。全身へ運ばれる酸素が減るため、ミトコンドリアのエネルギー産生も滞りやすく、疲れやすさや息切れにつながります。逆に高すぎる場合は血液が濃くなり、流れにくくなっている状態を示します。 読み解きで注意したいのは、ヘマトクリットが「水分の量」に大きく左右される点です。脱水で血漿が減ると、赤血球の数自体は変わらなくても割合だけが上がり、見かけ上、高い値が出ます。朝起きてすぐや、汗をかいた後、水分摂取が少ない人では過大評価になりやすいということです。そのため、Hb・RBCと合わせて読み、必要なら水分状態も考慮して判断することが大切です。
ヘマトクリット の検査値の読み方
一般的な基準値
男性 40〜52%、女性 36〜45%
精密栄養学視点の理想値
男性 42〜48%、女性 38〜43%
※ 精密栄養学視点の理想値は参考情報です。判断は必ず医療専門家にご相談ください。
値が変化しているとき
HIGH · 高いとき
脱水・多血症・喫煙
LOW · 低いとき
貧血・過剰な水分摂取
ヘマトクリット と関わる栄養素
ヘマトクリット の観察・改善ヒント
- 01水分補給の状態で変動する
- 02HbやRBCと合わせて読む
- 03脱水が疑われる場合は補正が必要
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・医療行為を構成するものではありません。検査値の解釈は必ず医療専門家にご相談ください。

