血球・貧血
MCH(平均赤血球ヘモグロビン量)
MCH
赤血球1個に含まれるヘモグロビンの「重さ」
MCH(平均赤血球ヘモグロビン量) とは
MCH(平均赤血球ヘモグロビン量)は、赤血球1個の中に、酸素を運ぶタンパク質であるヘモグロビンがどれだけ詰まっているかの平均量を示す指標です。赤血球の「大きさ」を表すMCVが容器のサイズだとすれば、MCHはその容器に入っている中身の「重さ」にあたります。赤血球1個あたりの酸素運搬力を、量の面からとらえる数値です。 MCHはMCVとほぼ連動して動くため、単独で見るというより、MCVと組み合わせて貧血のタイプを裏づける補助指標として使われます。値が低いときは、ヘモグロビンの材料である鉄が不足して中身が薄くなっている小球性貧血を、値が高いときは、ビタミンB12や葉酸の不足で赤血球が大きく作られる大球性貧血を示唆することが多いです。 大切なのは、MCH・MCV・MCHC(濃度)といった赤血球の質を表す数値を、ヘモグロビンや鉄の指標(フェリチン)と一緒に眺めることです。MCHだけが少し動いていても、それは確定診断ではなく「この方向の不足かもしれない」というヒントにすぎません。複数の指標が同じ方向を指して初めて、足りない栄養素が見えてきます。健診の結果を点ではなく面で読む——その入口として役立つ指標です。
MCH(平均赤血球ヘモグロビン量) の検査値の読み方
一般的な基準値
27〜34 pg
精密栄養学視点の理想値
28〜32 pg
※ 精密栄養学視点の理想値は参考情報です。判断は必ず医療専門家にご相談ください。
値が変化しているとき
HIGH · 高いとき
B12・葉酸欠乏(MCVと連動)
LOW · 低いとき
鉄欠乏・小球性貧血
MCH(平均赤血球ヘモグロビン量) と関わる栄養素
MCH(平均赤血球ヘモグロビン量) と関わる遺伝子
MCH(平均赤血球ヘモグロビン量) の観察・改善ヒント
- 01MCVとセットで読む
- 02単独で判断するより他の指標との組み合わせを
- 03貧血の原因絞り込みに役立つ
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・医療行為を構成するものではありません。検査値の解釈は必ず医療専門家にご相談ください。

