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ホルモン

エストラジオール(E2)

ESTRADIOL (E2)

最も強力なエストロゲン、骨・血管・脳を守る

エストラジオール(E2) とは

エストラジオール(E2)は、数あるエストロゲン(女性ホルモン)の中でもっとも生物活性が強い、いわば主役のホルモンです。女性では主に卵巣で作られますが、男性でも脂肪組織などで少量産生され、男女ともに重要な働きをします。骨密度を保ち、血管をしなやかに守り、認知機能・気分・性欲を支え、肌や粘膜のうるおいを保つ——女性の健康と若々しさを、多方面から下支えしているホルモンです。 エストラジオールは「多ければよい」というものではなく、適正な範囲にあることが大切です。分解が滞るなどして相対的に過剰になると、いわゆるエストロゲン優位の状態となり、PMS(月経前症候群)、むくみ、乳房の張り、腰まわりの体重増加といった症状が強まることがあります。エストロゲンの分解には、COMTという酵素や、メチレーション(葉酸・B12)が関わっており、これらの働きが弱い体質の人ほど、エストロゲンが滞りやすい傾向があります。 40代以降で特に重要になるのが、更年期前後の大きな変動です。卵巣機能の低下に伴ってエストラジオールは揺れながら減っていき、ほてり・発汗・気分の落ち込み・骨密度の低下といった更年期症状につながります。ただし変動が激しい時期は、E2単独では状態を読みきれません。脳から卵巣への指令ホルモンであるLH・FSH、そしてプロゲステロンと合わせて評価することで、いまホルモンバランスがどの局面にあるのかが見えてきます。アブラナ科野菜に含まれるDIMなどはエストロゲンの代謝を助けるとされ、生活面の工夫の一つになります。

エストラジオール(E2) の検査値の読み方

一般的な基準値

女性(卵胞期): 20〜170 pg/mL(生理周期で変動)、男性: 10〜40 pg/mL

精密栄養学視点の理想値

女性(卵胞期): 40〜100 pg/mL、男性: 15〜30 pg/mL

※ 精密栄養学視点の理想値は参考情報です。判断は必ず医療専門家にご相談ください。

値が変化しているとき

HIGH · 高いとき

エストロゲン優位・PMS・乳腺過敏・体重増加(特に腰周り)

LOW · 低いとき

更年期症状・骨密度低下・潮紅・気分の落ち込み

エストラジオール(E2) と関わる栄養素

エストラジオール(E2) と関わる遺伝子

エストラジオール(E2) の観察・改善ヒント

  • 01LH・FSH・プロゲステロンとセットで評価
  • 02COMTが遅い人はエストロゲン優位になりやすい
  • 03アブラナ科野菜(DIM)でエストロゲン代謝を助ける

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・医療行為を構成するものではありません。検査値の解釈は必ず医療専門家にご相談ください。