コルチゾール
CORTISOL
ストレスに応じて血糖を上げる「緊急対応ホルモン」
コルチゾール とは
コルチゾールは、副腎から分泌される代表的なストレスホルモンです。ストレスや危機に直面したとき、血糖を上げてすぐに使えるエネルギーを用意し、炎症を抑え、心身を「戦うか逃げるか」の臨戦態勢に整えます。本来は私たちを守るための大切な仕組みで、朝の目覚めとともに分泌が高まり、活動の準備を後押しする、いわば体内の「アクセル兼非常用ホルモン」です。 コルチゾールを理解する鍵は、日内リズムです。健康な状態では、朝にもっとも高く、夜にかけてゆるやかに下がっていきます。この自然なカーブが、すっきりした目覚めと、夜の入眠を支えています。ところが慢性的なストレスにさらされ続けると、このリズムが乱れ、夜になっても下がりきらない・常に高めという状態に陥ります。だからこそ測定は、リズムの頂点である朝(起床後30〜60分)に行うことが大切で、測るタイミングで値が大きく変わる点に注意が必要です。 問題になるのは、コルチゾールが慢性的に高い状態が続くことです。筋肉が分解され、インスリン抵抗性が進み、免疫が抑えられ、睡眠が浅くなり、お腹まわりに脂肪がたまりやすくなります——まさに「ストレス太り」や慢性疲労の生理学的な正体です。逆に、長期の過剰ストレスの末にコルチゾールがうまく出せなくなると、強い疲労感として現れることもあります。DHEA-Sとの比率を見るとストレス負荷の全体像がつかめます。最優先の対策は、薬ではなく、睡眠の確保とストレスマネジメント。ビタミンCやマグネシウムは副腎の働きを支えます。
コルチゾール の検査値の読み方
朝: 6〜23 μg/dL(測定タイミングで大きく変化)
朝: 12〜20 μg/dL
※ 精密栄養学視点の理想値は参考情報です。判断は必ず医療専門家にご相談ください。
値が変化しているとき
慢性ストレス・クッシング症候群・不眠・腹部肥満
副腎疲労・アジソン病・慢性疲労
コルチゾール と関わる栄養素
コルチゾール と関わる遺伝子
コルチゾール の観察・改善ヒント
- 01必ず朝(起床後30〜60分)に測定
- 02DHEA-Sとの比率も評価する
- 03ストレス管理・睡眠が最優先
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・医療行為を構成するものではありません。検査値の解釈は必ず医療専門家にご相談ください。

