遊離テストステロン
FREE TESTOSTERONE
実際に細胞で使えるテストステロンの「有効分」
遊離テストステロン とは
遊離テストステロンは、血液中のテストステロンのうち、いますぐ細胞で使える「有効分」を示す指標です。テストステロンの大部分はSHBG(性ホルモン結合グロブリン)やアルブミンといったタンパク質とくっついて運ばれており、結合している間は鍵がかかったlike状態で働けません。実際に細胞の受容体に結びついて作用できるのは、どこにも結合していない遊離型——わずか全体の2〜3%ほどだけなのです。 ここが重要なポイントで、総テストステロンが正常範囲でも、SHBGが高いと遊離型が少なくなり、活力低下や性欲減退といった「テストステロン不足の症状」が出ることがあります。健診で総テストステロンだけを見て「正常です」と言われたのに不調が続く、という食い違いは、しばしばこの遊離型の不足が原因です。だからこそ、機能の評価には遊離テストステロンの確認が欠かせません。 SHBGのバランスは、生活習慣や代謝状態によって変化します。加齢でSHBGは増える傾向があり、遊離型が目減りしやすくなります。一方、インスリン抵抗性や肥満があるとSHBGが下がるなど、糖代謝とも密接に関わっています。つまり、インスリン抵抗性を改善すれば遊離テストステロンのバランスも変わりうるということです。読み解くときは、総テストステロン・遊離テストステロン・SHBGの3つをセットで見て、総量と有効分の「ずれ」に注目すると、本当の充足度が見えてきます。亜鉛・ビタミンD・マグネシウムは産生を支える栄養素です。
遊離テストステロン の検査値の読み方
男性 8.5〜21.5 pg/mL、女性 0.4〜3.7 pg/mL(測定法により異なる)
男性 13〜20 pg/mL、女性 1.0〜3.0 pg/mL
※ 精密栄養学視点の理想値は参考情報です。判断は必ず医療専門家にご相談ください。
値が変化しているとき
過剰補充
SHBG高値・加齢・疲労・活力低下
遊離テストステロン と関わる栄養素
遊離テストステロン と関わる遺伝子
遊離テストステロン の観察・改善ヒント
- 01SHBGも同時に測定する
- 02総テストステロンと遊離型の乖離に注目
- 03インスリン抵抗性の改善でSHBGが変化する
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・医療行為を構成するものではありません。検査値の解釈は必ず医療専門家にご相談ください。

