LDLコレステロール
LDL CHOLESTEROL
「悪玉」と呼ばれるが実は組織への配送係
LDLコレステロール とは
LDLコレステロールは、肝臓で作られたコレステロールを、血流に乗せて全身の細胞へ届ける運搬役(リポタンパク)です。「悪玉」という呼び名が広く知られていますが、その役割そのものは決して悪者ではありません。細胞膜やホルモンの材料となるコレステロールを必要な場所へ配送する、体にとって不可欠な物流システムなのです。 では、なぜリスクと結びつくのか。問題になるのは、LDLが活性酸素によって酸化された「酸化LDL」です。酸化したLDLは血管の壁に取り込まれ、炎症を起こしながら蓄積して、動脈硬化の引き金になります。つまり、LDLの数値そのものよりも、それがどれだけ酸化ストレスにさらされているかが本質的に重要だということです。抗酸化を支えるビタミンEやCoQ10、酸化を抑える生活が意味を持つのはこのためです。 もうひとつの鍵が、LDL粒子の「大きさ」です。同じLDL値でも、大きくふんわりした粒子は比較的おだやかですが、小さく密な「小粒子LDL」は血管壁に入り込みやすく酸化もされやすいため、より危険とされます。そして、中性脂肪(TG)が高くHDLが低い人ほど、この小粒子化が進みやすいことがわかっています。だからLDLは単独で見るより、TGやHDLとの組み合わせで質まで読むことが大切です。なお、スタチンを服用中の方はCoQ10が低下しやすい点も知っておくとよいでしょう。
LDLコレステロール の検査値の読み方
60〜139 mg/dL
90〜120 mg/dL(リスク因子なし)
※ 精密栄養学視点の理想値は参考情報です。判断は必ず医療専門家にご相談ください。
値が変化しているとき
動脈硬化リスク(特に酸化LDL・小粒子LDL)
過剰な食事制限・スタチン過剰・ホルモン不足
LDLコレステロール と関わる栄養素
LDLコレステロール の観察・改善ヒント
- 01TGが高くHDLが低い時は小粒子LDLを疑う
- 02酸化ストレスを下げることが大切
- 03スタチン使用中はCoQ10に注意
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・医療行為を構成するものではありません。検査値の解釈は必ず医療専門家にご相談ください。

