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脂質

non-HDLコレステロール

NON-HDL CHOLESTEROL

LDLより広い「動脈硬化を引き起こす脂質」の総量

non-HDLコレステロール とは

non-HDLコレステロールは、総コレステロールから善玉のHDLを差し引いた値で、計算式は「総コレステロール−HDL」とシンプルです。何を表しているかというと、HDL以外の、動脈硬化を引き起こしうるすべての脂質——LDLに加えて、中性脂肪を多く含むVLDLやIDLといった粒子まで——をひとまとめにした「血管にとって負担になりうる脂質の総量」です。LDLという一車種だけでなく、悪玉系の全車種を合算した数字だとイメージするとわかりやすいでしょう。 この指標が注目されるのには、実用的な理由があります。ひとつは、空腹でなくても比較的安定して測れること。LDLは中性脂肪が高いと計算値がぶれやすいのに対し、non-HDLはその影響を受けにくく、食後でも評価しやすいのです。もうひとつは、LDL単独よりも心血管リスクをよくとらえることが多い点で、近年は脂質管理の重要なターゲットとして位置づけられています。 とくに役立つのが、「LDLは正常範囲なのに、何か気になる」という場面です。LDLが基準内でもnon-HDLが高い場合、それはVLDLなど中性脂肪由来の悪玉粒子が増えていることを意味し、インスリン抵抗性や代謝の乱れが背景にあると考えられます。LDLだけ見て安心していると見落とすリスクを、non-HDLは拾い上げてくれます。中性脂肪が高めの人ほど、LDLよりもこのnon-HDLを指標にする価値が大きいといえます。

non-HDLコレステロール の検査値の読み方

一般的な基準値

90〜169 mg/dL

精密栄養学視点の理想値

100〜145 mg/dL

※ 精密栄養学視点の理想値は参考情報です。判断は必ず医療専門家にご相談ください。

値が変化しているとき

HIGH · 高いとき

LDL・VLDLの増加・インスリン抵抗性

LOW · 低いとき

過度な食事制限

non-HDLコレステロール と関わる栄養素

non-HDLコレステロール の観察・改善ヒント

  • 01空腹でなくても測定できる
  • 02TGが高い時はLDLよりnon-HDLが重要
  • 03LDL+TG由来リスクを合わせて把握

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・医療行為を構成するものではありません。検査値の解釈は必ず医療専門家にご相談ください。