中性脂肪(トリグリセリド)
TRIGLYCERIDES (TG)
食事・糖質・アルコールに直撃される脂質
中性脂肪(トリグリセリド) とは
中性脂肪(トリグリセリド/TG)は、体がエネルギーを蓄えておくための代表的な脂質です。食事で摂ったエネルギーのうち、すぐに使わない分は中性脂肪として脂肪細胞に貯蔵され、必要なときに取り出されて燃料になります。血液中の中性脂肪は、その「エネルギーの運搬・貯蔵の流れ」を映す指標で、いわば体のエネルギー収支の鏡といえます。 この値の大きな特徴は、コレステロール以上に食事と生活習慣の影響をダイレクトに受けることです。とくに糖質、なかでも甘い飲み物やお菓子に多い果糖、そしてアルコールを摂りすぎると、肝臓でさかんに中性脂肪が作られ、数値が急上昇します。前日の食事や飲酒だけでも動くため、必ず空腹時に測ること、そして一回の値に一喜一憂しすぎないことが大切です。 150 mg/dLを超えてくると、単に脂質が多いという以上の意味を持ちます。背後でインスリン抵抗性が進んでいたり、肝臓に脂肪がたまる脂肪肝が隠れていたり、危険な小粒子LDLが増えていたりするサインだからです。とくに有用なのが、中性脂肪をHDLで割ったTG/HDL比で、これが2以下なら代謝は良好の目安になります。改善には、甘い飲み物や精製糖質を減らし、アルコールを控えることが最優先。オメガ3脂肪酸も中性脂肪を下げる助けになります。
中性脂肪(トリグリセリド) の検査値の読み方
30〜149 mg/dL
60〜100 mg/dL
※ 精密栄養学視点の理想値は参考情報です。判断は必ず医療専門家にご相談ください。
値が変化しているとき
インスリン抵抗性・糖質過剰・アルコール過多・脂肪肝
極低脂肪食・甲状腺機能亢進
中性脂肪(トリグリセリド) と関わる栄養素
中性脂肪(トリグリセリド) の観察・改善ヒント
- 01糖質(特に甘い飲み物・果糖)を減らす
- 02TG÷HDLが2以下を目指す
- 03オメガ3は中性脂肪を下げる効果あり
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・医療行為を構成するものではありません。検査値の解釈は必ず医療専門家にご相談ください。

