神経・ストレス
MAOA
(マオ・エー)
モノアミン酸化酵素A
セロトニン・ドーパミンの分解スピードを決める
MAOA の役割
MAOAは、気分や睡眠、意欲を左右するセロトニン・ノルアドレナリン・ドーパミンといった神経伝達物質を分解し、その量とスピードを調整する酵素です。脳内の「感情のボリューム」を一定に保つ調律役と言えます。 この酵素の活性は遺伝的に幅があり、活性が高すぎると神経伝達物質が早く分解されすぎて枯渇し、気分の落ち込みや無気力、砂糖・炭水化物への強い渇望(セロトニンを手早く補おうとする反応)が出やすくなります。逆に活性が低すぎると神経伝達物質が過剰に残り、イライラ・攻撃性・寝つきの悪さ・気分の波として現れることがあります。 MAOAの働きは血糖値の変動とも密接に連動しており、血糖が乱れると感情も乱れやすくなります。また、補因子としてビタミンB2(リボフラビン)を必要とします。気分の安定・睡眠・食欲のコントロールに直結し、栄養と血糖管理でケアできる、メンタルの土台を支える遺伝子です。
MAOA の働きが乱れると出やすい症状
- ●気分の波が大きい
- ●砂糖・炭水化物への強い渇望
- ●不眠または過眠
- ●PMSや月経前の気分悪化
MAOA をクリーンに保つ戦略
血糖を安定させる
MAOAの動きは血糖と連動。タンパク質+脂質+繊維で安定させる
トリプトファンを補う
七面鳥、卵、カボチャの種など。セロトニン合成の材料
リボフラビン(B2)
MAOAの補因子。レバー、卵、アーモンド
MAOA に関連する栄養素
リボフラビン (B2)トリプトファン鉄ビタミンB6
MAOA に関連する症状
気分変動不眠砂糖渇望不安攻撃性
もっと学ぶ
遺伝子が関わる「しくみ」や、整えるための「習慣」もあわせてどうぞ。
※ 本記事は Dr. Ben Lynch 著『Dirty Genes』を参考にした一般情報であり、診断や治療を目的とするものではありません。遺伝子検査結果や具体的な症状については医療専門家にご相談ください。

