ターメリック(ウコン)
Turmeric
抗炎症で有名。ただし「吸収されにくい」ことを知って使う。
ターメリック(ウコン) はどんな食べ物?
ターメリックはカレーの黄色のもとになる根茎のスパイスで、日本では『ウコン』の名で二日酔い対策の飲料にもなっています。注目される成分はクルクミンという黄色のポリフェノールで、細胞や動物の実験では炎症の信号(NF-κBやIL-6など)を抑える働きが繰り返し示されてきました。変形性関節症の痛みや、炎症マーカーの軽い低下については、ヒトでの試験でも一定の結果があります。ただし正直に書いておきたいのは、クルクミンは水に溶けにくく、腸からほとんど吸収されず、吸収されてもすぐ代謝されてしまうという性質です。つまりターメリックを料理に使う量で、実験室で見られたような効果がそのまま体で起きるわけではありません。研究の多くは高用量の抽出物や吸収を高めた製剤で行われており、『カレーを食べれば炎症が消える』とは言えないのです。それでも、台所での使い方には昔からの知恵があります。黒胡椒に含まれるピペリンはクルクミンの代謝を遅らせて血中濃度を上げ、油と一緒に加熱すると溶け出しやすくなります。インド料理でターメリックが必ず油と胡椒と一緒に使われるのは理にかなっています。40代で気になる『なんとなく続く炎症』に対して、ターメリックは魔法ではなく、油・胡椒・野菜と組み合わせて日常的に使う『炎症を増やさない食事』の一部として位置づけるのが誠実です。高用量のサプリは胆石のある方や抗凝固薬を飲んでいる方には向かないことがあり、輸入品では鉛などの混入が報告された例もあるため、信頼できる産地のものを少量ずつ使うのが安心です。
ターメリック(ウコン) の食べ方・組み合わせのヒント
- 01油と黒胡椒と一緒に加熱すると、クルクミンが溶け出し吸収も上がる。
- 02料理の量で得られる効果は穏やか。「炎症を増やさない食事」の一部として。
- 03高用量サプリは胆石・抗凝固薬の方は注意。産地の確かなものを少量ずつ。
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栄養がどう働くのか、その「しくみ」や血液検査ともつなげてどうぞ。
※ 本記事は一般的な栄養情報であり、診断や治療、特定の食事法の推奨を目的とするものではありません。持病・アレルギー・服薬中の方は、食事の大きな変更前に医療専門家にご相談ください。

