生姜
Ginger
体を温め、胃を動かす。研究の裏づけが最も厚いスパイス。
生姜 はどんな食べ物?
生姜は、辛味成分のジンゲロールと、それが乾燥・加熱で変化したショウガオールを持つ根茎のスパイスです。漢方では生(しょうきょう)と乾燥(かんきょう)を別の生薬として区別してきましたが、これは成分の違いをよく言い当てています。生のジンゲロールは発汗を促して体表を温め、乾燥・加熱で増えるショウガオールは体の内側から熱をつくる方向に働くとされます。スパイスのなかで研究がもっとも積み重なっているのが生姜で、妊娠中や乗り物酔い、抗がん剤治療にともなう吐き気を和らげる効果は複数の臨床試験で確かめられています。胃の動きを助け、消化液の分泌を促す働きも古くから使われてきました。40代で増える『食欲はあるのに胃が重い』『手足が冷える』『朝の体温が上がらない』といった悩みに、毎日の食事から静かに働きかけてくれる存在です。一方で『生姜を食べれば代謝が上がって痩せる』といった話は、体温のわずかな上昇を大きく言いすぎたものです。効果は穏やかで、量も少ない。だからこそ薬ではなく食べ物として、毎日少しずつ使うのが正しい距離感です。すりおろして味噌汁や紅茶に、薄切りを煮物やスープに、乾燥粉末を炒め物に。冷えが気になるなら加熱や乾燥のもの、胃のむかつきには生を、と使い分けると働きを活かせます。刺激が強いので、空腹時の大量摂取や、胃炎・逆流のある方は控えめに。血液をさらさらにする薬を飲んでいる方は、大量に摂る前に主治医に相談してください。
生姜 の食べ方・組み合わせのヒント
- 01冷えには加熱・乾燥(ショウガオール)、胃のむかつきには生(ジンゲロール)。
- 02味噌汁・紅茶・スープにすりおろしをひとつまみ。毎日少しが基本。
- 03胃炎・逆流のある方、抗凝固薬を飲んでいる方は大量摂取を避ける。
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栄養がどう働くのか、その「しくみ」や血液検査ともつなげてどうぞ。
※ 本記事は一般的な栄養情報であり、診断や治療、特定の食事法の推奨を目的とするものではありません。持病・アレルギー・服薬中の方は、食事の大きな変更前に医療専門家にご相談ください。

