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ミネラル

銅(血清)

SERUM COPPER

抗酸化・鉄代謝・神経を支える微量ミネラルの残量

銅(血清) とは

銅は、ごく微量ながら体に欠かせない働きをするミネラルです。血清銅は、その体内の銅状態を示す指標。銅は、活性酸素を消去する抗酸化酵素SODの必須成分であり、鉄を体内で正しく使えるようにするセルロプラスミンというタンパク質の材料でもあり、さらにミトコンドリアの電子伝達系で酵素の部品としても働きます。地味ですが、抗酸化・鉄代謝・エネルギー産生・神経の機能を、裏側からしっかり支えている縁の下の力持ちです。 銅を理解するうえで欠かせないのが、亜鉛との「シーソーの関係」です。亜鉛と銅は腸での吸収を競い合うため、片方が増えるともう片方が減りやすくなります。とくに、亜鉛のサプリを長期に多く摂っていると、知らないうちに銅が枯渇してしまうことがあります。銅が不足すると、鉄を十分に摂っているのに改善しない貧血(鉄抵抗性の貧血)や、骨のもろさ、神経の不調などが起こりえます。亜鉛を補っている人ほど、銅の値にも目を向ける必要があります。 一方で、銅は多すぎても問題です。過剰な銅は酸化ストレスを増やし、体に負担をかけます。炎症があるとき、エストロゲンが優位なとき、また銅が排泄できず蓄積するウィルソン病などで高値になります。つまり銅は、不足も過剰もどちらも避けたい「ちょうどよさが大切なミネラル」です。理想的な亜鉛と銅の比率は約8:1とされ、両者をセットで測ると過不足のバランスが見えてきます。鉄の利用状態まで詳しく知りたいときは、セルロプラスミンを合わせて評価すると精度が上がります。

銅(血清) の検査値の読み方

一般的な基準値

70〜140 μg/dL

精密栄養学視点の理想値

80〜120 μg/dL

※ 精密栄養学視点の理想値は参考情報です。判断は必ず医療専門家にご相談ください。

値が変化しているとき

HIGH · 高いとき

炎症・ウィルソン病・エストロゲン優位

LOW · 低いとき

亜鉛過剰・貧血(鉄抵抗性)・骨の弱り

銅(血清) と関わる栄養素

銅(血清) と関わる遺伝子

銅(血清) の観察・改善ヒント

  • 01亜鉛サプリ長期使用中は銅も確認
  • 02亜鉛:銅の理想比は約8:1
  • 03セルロプラスミンと合わせると精度が上がる

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・医療行為を構成するものではありません。検査値の解釈は必ず医療専門家にご相談ください。