尿酸
URIC ACID
プリン体の最終代謝産物、痛風と炎症の指標
尿酸 とは
尿酸は、細胞の核に含まれるDNA・RNAの材料「プリン体」が分解されてできる最終的な老廃物です。体内で日々作られ、腎臓から尿として排泄されます。この「産生」と「排泄」のバランスがくずれて血液中にたまると、高尿酸血症になります。レバーやビールなどプリン体の多い飲食でおなじみですが、尿酸の意味は痛風だけにとどまりません。 高い状態が続くと、尿酸は針状の結晶となって関節にたまり、ある日突然、足の親指の付け根などに激しい痛みを起こします。これが痛風発作です。また、尿路で結晶化すれば腎結石の原因にもなります。さらに近年わかってきたのは、高尿酸血症がインスリン抵抗性・高血圧・心血管リスク・腎機能低下とも結びついているということ。尿酸は、代謝全体の乱れを映す警告灯の役割も持っているのです。 見落とされがちな最大のポイントが、果糖(フルクトース)の影響です。甘い清涼飲料や果糖ぶどう糖液糖を多く含む飲み物は、体内で尿酸を急激に増やします。「プリン体を控えているのに尿酸が高い」という人は、実は甘い飲み物が原因ということが少なくありません。対策は、甘い飲料を減らし、水分を十分にとって尿酸を排泄しやすくすること。目安として6.0以下を保てると安心です。なお尿酸は弱いながら抗酸化作用も持つため、低すぎるのも理想ではなく、ほどよい範囲が望まれます。
尿酸 の検査値の読み方
男性 3.0〜7.0 mg/dL、女性 2.0〜6.0 mg/dL
男性 4.0〜6.0 mg/dL、女性 3.0〜5.0 mg/dL
※ 精密栄養学視点の理想値は参考情報です。判断は必ず医療専門家にご相談ください。
値が変化しているとき
痛風・腎結石・インスリン抵抗性・心血管リスク
抗酸化能の低下(尿酸は弱い抗酸化物質でもある)
尿酸 と関わる栄養素
尿酸 の観察・改善ヒント
- 01甘い飲み物(果糖)を減らす
- 02水分を十分に摂る
- 036.0以下を維持できると良い
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療・医療行為を構成するものではありません。検査値の解釈は必ず医療専門家にご相談ください。

