HEALTH CHECK GUIDE

40代の健康診断の読み方

結果票は、健康の点数表ではありません。今の位置、去年からの方向、次にすることを確認するための地図です。

はじめに:健診は病気を確定する診断ではなく、リスクや異常の可能性を見つけるスクリーニングです。基準値は健診機関や測定法で異なることがあります。結果票の判定と医師の指示を優先してください。

最初に知っておきたい3つの違い

基準範囲

多くの人の測定値などをもとに定める範囲。範囲内なら将来の病気がゼロ、範囲外なら病気確定、という線ではない。

診断基準

病気を診断するために学会などが定めた条件。症状、再検査、他の検査を含めて医師が判断する。

管理目標

診断後に目指す値。年齢、持病、薬、副作用リスクなどによって一人ひとり異なる。

結果票を読む4ステップ

1

判定欄を確認する

異常なし、経過観察、要再検査、要精密検査、要治療など、健診機関の指示を最初に読む。名称や区分は施設で異なる。

2

今年の値を、過去と並べる

基準範囲内でも毎年同じ方向へ動いていないかを見る。測定条件や薬の変更も一緒に記録する。

3

関連する数字をセットで見る

LDLだけ、ALTだけで結論を出さず、血圧・血糖・脂質・腹囲・腎機能などの重なりを見る。

4

期限を決めて次へ進む

再検査や受診を「時間ができたら」にしない。結果票と過去データ、服薬・サプリ一覧を持参する。

項目を臓器と仕組みにつなげる

一つの数字は一つの臓器だけを表すとは限りません。まずは大きなグループで眺め、個別ページで深掘りします。

「要再検査」と「要精密検査」は目的が違う

再検査は、一時的な変動か、異常が続いているかをもう一度確かめる検査。精密検査は、異常の原因や病気の有無を詳しく調べる検査です。どちらも病気が確定した意味ではありませんが、指定された期限や診療科を確認し、放置しないことが大切です。

健診と、がん検診は別に確認する

特定健診や一般健康診断は、主に生活習慣病などを早く見つけるものです。国が推奨するがん検診には、対象年齢・検査方法・受診間隔が別にあります。人間ドックの腫瘍マーカーだけで、がんの有無を判断することはできません。結果票では「健康診断」と「がん検診」の欄を分けて確認します。

相談時に持っていくもの

  • 今回と過去数年の結果票
  • 家庭血圧など日常の記録
  • 服用中の薬・サプリ一覧
  • 症状と始まった時期
  • 家族の病歴
  • 再検査・精密検査の案内

検査項目を詳しく見る

主な参考情報